土用は鰻を食べることだにゃ。
それは夏の土用のことかしら。
でも実は、土用って年に4回あるって知ってた?
えーーーーー!?
そんなに沢山の鰻を食べた覚えはないにゃ…。
土用は季節の変わり目よ。
鰻を食べることじゃないの。
土用とは
土用とは、土旺用事(どおうようじ)という言葉からきており、「土(つち)が旺(さかんに)なり用事(働き・支配)する」という意味合いがあります。
つまり土(土の神様)が最も強く働く期間といえます。
土用期間
土用期間は二十四節季の立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間です。
土用入り日の時間によって日数は17日~19日となります。
当サイトでは各年の土用期間を簡単に調べることができます。
土用の凶方位
土用期間にのみ凶作用が働く方位があります。
季節ごとに変わりますので移動の際には注意しましょう。
冬の土用(1月~2月):北東(丑)
春の土用(4月~5月):南東(辰)
夏の土用(7月~8月):南西(未)
秋の土用(10月~11月):北西(戌)
土用期間は避けたいこと
土用期間には五黄殺と同じ凶作用が働くとされています。
凶作用による体調不良やトラブルに巻き込まれないようにするためにも、次のことを避けるとよいでしょう。
土を触らない
土の中がとても活発になり、草が伸びやすく、木々の成長も促されます。
そこで、やりたくなるのが草むしり…。でも、土用期間の土いじりはNGなのです。
土いじりをすると土地の所有者に体調不良などの凶作用があるとされています。
草むしりや、花や作物の植え替えなどの土いじりは避けましょう。
無理をしない
季節の変わり目ということもあり、体調を崩す人が増える時期でもあります。
無理をした結果、土用が明けても体調不良が長引いてしまった…、というのはよくある話です。
自分の体調管理はもちろんですが、身近な人が体調不良を訴える場合も、無理をさせずゆっくり休養できるように促しましょう。
笑顔を絶やさない
イライラしやすく、ささいなことで喧嘩に発展したり、争いごとになりやすいです。
いつもなら言い返してしまう状況でも、土用期間は笑顔で対応したいところ。
お互い様の気持ちと笑顔を忘れないようにしましょう。
大きな決断はしない
判断力が鈍ります。
契約書を交わしたり、家や車など高額な買い物の決断は土用期間を外しましょう。
また、新規事業を立ち上げたり、新しく何かを始めるのにも向いていません。
引越ししない
引越しをする場合は、土用期間を外しましょう。
新築・増改築しない
新築・増改築などもNGです。
ただし、土用期間前に作業を始めていれば、工期に土用期間が含まれていても問題ありません。
土用期間にやっておくと良いこと
制限が多く動きにくい土用期間。
18日間も耐えられないと感じるかもしれませんね。
でも安心してください。
実はこの期間にやっておくと良いこともいくつかあります。
部屋の掃除をする
部屋の掃除は上から下へ。
最初に天井や壁についたホコリを払い落し、最後に床を拭き上げましょう。
「払う」=「厄を払う」、「拭く」=「福」という意味があり、「福」は綺麗な場所を好みます。
部屋を綺麗にして「福」が留まる空間を作りましょう。
年4回の土用期間を利用して、
こまめに掃除をしておくことで
年末の大掃除もグッとラクになるんですよ!
断捨離をする
使っていないもの、必要なくなったものをしまい込んでいませんか?
モノだけでなく、感情や情報、人間関係を見直すチャンスです!
1日1個、使わないものを断捨離するだけでも多くのものを手放すことができます。
もう使わないけど捨てるのはもったいない…。
そんな時は、リサイクルするのも一つの方法です。
例えば、本やおもちゃ、電化製品や洋服などの不用品を箱に詰めて送るだけ、送料も手数料もかからないブックオフの宅配買取サービスを利用してみるのもオススメです。
すでに魅力を感じないもの、使用期限が切れているものを感謝をもって手放す。
そうすることで、空いたスペースに自然と必要なものが入ってくるようになりますよ。
やりたいことの棚卸しをする
仕事や家事、学校や塾や習い事など、現代人は大人も子供も多忙です。
時間がないからと言って日々「やるべきこと」ばかりに追われ、「やりたいこと」を後回しにしていませんか?
たまには少しペースダウンして自分と向き合う時間を作りましょう。
やりたいことを紙に書き出すなど棚卸しをすると、行動にうつしやすくなりますよ。
横になってゴロゴロしてると「やりたいこと」浮かんでくるにゃ。
ねこさん、よくいびきかいてるけどね。
更に、もう一歩先へ進みたい場合は、やりたいことに日付を入れてみましょう。
日付を入れることで具体的な手順が見えてきて行動に移しやすくなり現実化が加速していきます。
具体的にどうしたらよいのかわからない場合は「未来を予約する手帳・citta手帳」を使ってみるのもオススメです。
citta手帳は「やりたいことを叶えたい時から使う」のがポイントですよ!
塩風呂に入る
体調や気分がすぐれないときは、塩(自然塩)を一つまみ入れたお風呂にのんびり入ってリフレッシュしましょう。
塩風呂はうっかり土を触ってしまった時にも有効です。
まとめ
土用期間は制限が多いですが、上手く活用することでリフレッシュでき活力を養うことができます。
鰻の話はどこにゃ?
だから、鰻を食べることじゃないんだってば…。